U-15 コーチ

バスケと怪我と育成年代と

2020年3月12日

 

 

育成年代、特に成長期と言われる中学生。それとミニバスという競技に属する小学生。

いわゆるU-15カテゴリーと言われる時期において、練習の取り組み方と怪我について、これを今回はピックアップしていこうと思います。

 

 

 

過去のトレーニングイメージといえば、おじさま方には懐かしい巨人の星 かな?

いわゆるスパルタ❗️

自分は90年代を学生として過ごしていたので微妙に巨人の星世代ではないのですが、しかしその名残は多少ありました^^; 厳しい規制と根性論。

巨人の星で有名なスパルタトレーニングと言えばうさぎ跳び。

これは遠い過去にトレーニングとして良いものだとされていましたが、膝への負担が大きすぎたり、アキレス腱を痛めたり、足裏に炎症を起こしたりと何1つとして良い事が無かったと判明されました。

90年代でもとにかく走り込みをして筋力アップ持久力アップを目的としてみたり、坂道ダッシュやスクワットを長時間など、今となっては関節や骨を酷使していたのが思い出されてゾッとします。

走らなければ顧問からパンチやキックが飛んできた、暴言暴力は当たり前、そんな時代・・・

今でこそインテグリティと言われる『誠実、真摯、高潔』などの概念を意味する言葉が注目されていますが、その時代には皆無だったのだろうと思えます。

 

そんな「インテグリティが大事だ!」と叫ばれている昨今!

暴言、暴力、パワハラなどのハラスメント行為をニュースなどで多く目にしましたが、

私がお手伝いをしているミニバスのカテゴリーや成長期であるU-15においては、

過度の走り込みや筋力トレーニングによって、その大事な時期を怪我や疲労で壊してしまうことに関してインテグリティに反している、

とゆうのがまだあまり注目されていない事が多いと見受けられます。

よくあるのが疲労骨折。最近ではシンスプリントなどもよく聞きますね。

これから成長する、いま成長期の真っ只中。そんな育成年代の途中で骨折などで身体に悪い影響を与えてしまっては将来のパフォーマンスにも悪い影響を及ぼすと思います。

 

私自身、医学に詳しいわけではないですが、

自分が小学校の頃、ミニバスの練習で腰を痛めた経験があるあります。

その時はしばらく痛みがあり練習や試合をお休みして様子を見ていたんですが、いつしか痛みがなくなって動けるようになりました。

しかし、成人を過ぎた頃に腰に痛みを感じ始め、診察を受け、レントゲンと撮り、なんやかんや。

判明したのは『腰の下にある2本の骨の1つに隙間があいてる』と!?(だったかな?もう20年も前なのでうろ覚えw)

それは「幼少の頃に骨折してそのまま成長してしまった可能性が高い」、と医師の話でした。

そこで思い出したのがミニバスでの腰の痛み・・・

それが原因かは定かではないのですが、そういった経緯があるので1つの参考にしていただければなと思います。

ミニバスの頃を振り返ると、自分はオールコートプレスの先頭でひたすらボールを追いかける役目を任されていましたね💧

チームで1人だけ大汗をかいていましたw

「腰を落としてサイドステップで!根性でついていけ!」なんて言われ続け、知らぬ間に体を、特に腰を酷使していたのかもしれません。

こういったように大人になってからリスクが出ることは稀ではないと思います。

 

もう1つの事例としては。

実は自分の母校(中学校)は全国大会に出場経験があります。自分の代ではなく先輩が、、、

しかしながらその部活での練習量が多く、そして怪我人も多く、

なんなら全国大会の前日に高校と練習試合をしてエースが怪我で出場できなくなったなんて事態にも陥りました。

そしてその先のバスケ人生はどうだったかと言うと、1人として実業団やプロの道に行けた人はいません。

高校は名門に入れた人が1人2人いましたが、鳴かず飛ばずだったのが現実です。

中学校のそれがピークだった?と、中学校での試合に勝つためだけの練習だったのでは?と。

果たしてこれで良かったのか?こういう指導が適切なのか?

こういった疑問やっぱり頭に浮かびますね。

スパルタからの強制指導。まさにインテグリティと真逆の思考。

 

 

最近はどこの講習会行ってもインテグリティと並んで、インプットよりアウトプットと言われます。

内容を教え込むだけではなく、子ども達から引き出してあげましょう!と。

今まではインプットしかしないコーチが多く、パワハラに該当したり、子ども達の成長の妨げになったりと、振り返れば良い時代ではなかったのかもしれません。

特に育成年代では心や精神も敏感になって成長していく時期だと思います。

身体的な傷ならある程度は自然治癒されますが、精神的な傷を癒すのはなかなか大変でしょう。

もっともっと子ども達の可能性を引き出してあげる、将来の希望をもっと広げてあげる。

そんなコーチが求められているのだと思います。

 

 

とゆうわけで、

バスケにおいての育成年代とは、そこにおけるコーチングとは、

18才までにいかに成長できるか、成長させてあげられるかがポイント❗️

 

勝利至上主義にならず結果も焦らず、怪我や故障してしまっては元も子もありませんので。

伸び伸び成長させて引き出してあげる!

ベストは早く始められる事ですが、スタートが遅くてもゆっくりじっくり成長させて、

目標を18才までにと設定しましょう。

 

 

 

こうやって書いていて自分自身にも言い聞かせてます。

まだまだ勉強中の身でこのブログでは大したことは伝えられませんが、皆で一緒に日本のバスケを盛り上げていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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takuro

コーチングを独学し始めて10数年、 プロのコーチングを学び始めた昨今、 満を持してU-15カテゴリーのプロコーチを目指し始めました!! 近い将来、地元(田舎)にクラブチーム設立を! 【取得資格】 ・JBA公認C級コーチライセンス ・JBA公認D級審判ライセンス ・JSPO公認コーチングアシスタント

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